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「ツーリング洞爺湖2008への取材のお願い」発表しました 

福田ビジョンのより実効性ある実施を求め
東京~洞爺湖1300キロの自転車キャンペーンを行います!


 6月19日(木)午前9時、民主党金田誠一議員の紹介で内閣府・内閣総務官室で首相への申し入れを行い、その後国会議事堂正門前で各省庁への申し入れ後スタートします。
 洞爺湖サミットの行方を多くの国民が注視し、政府が適切なリーダーシップをとるよう呼びかける私どものキャンペーンへの取材をお願いいたします。

<各省庁への申し入れ総論 温室効果ガス削減中期目標の設定を>

 6月9日、福田首相は洞爺湖サミットに向け、「『低炭素社会・日本』をめざして」と題する地球温暖化対策(福田ビジョン)を発表しました。
 この中で首相は「先進国が途上国以上の貢献をすべきだ」とし、日本の温室効果ガス削減長期目標を初めて明確化させ、「50年までに現状比60~80%削減」を打ち出しました。
 これまで経済界が強く反対してきた国内排出量取引制度についても、今秋から「国内統合市場」を開設し、試験的に導入する考えを表明しています。
 私たちはサミット議長国として、日本政府がこれまでより一歩踏み込んだ姿勢を示したことを歓迎いたします。同時に、福田ビジョンが示した削減目標を確実に達成するためには、以下の点を早急に是正・補強することが必要だと考えます。

(1)長期目標の確実な達成のため、2020年までに1990年比で最低でも25%以上削減する中期目標を明確にし、法的拘束力を持たせること。
(2)国内排出量取引きは、総量規制を設けた上での「キャップ&トレード」とすること。
(3)炭素税(環境税)導入期限を示し、グリーン税制改革を実施すること。
(4)再生可能エネルギーの導入目標を明確化し、風力・太陽光などの開発・普及にこそ重点を置くこと。
(5)膨大な核廃棄物を出す原発は「ゼロ・エミッション電源」ではあり得ません。真に持続可能な未来のため、原発関連予算は安全対策費や廃炉措置のみに暫時縮小し、エネルギー関連予算の多くを再生可能エネルギーへ振り向けること。

<サミットでは「もったいない」の精神を世界へ>

 5月22日、(独)国立環境研究所などによる「2050 日本低炭素社会」シナリオチームは、レポート「低炭素社会に向けた12 の方策」を発表しました。
 このレポートでは、「主要な温室効果ガスであるCO2 を1990年に比べて70%削減する技術的なポテンシャルが存在する」「特にエネルギー需要側での削減努力が重要である」と指摘しています。
 温暖化対策を原発推進に偏重させることなく、政府はこのレポートの内容をこそ尊重し実施すべきです。幸い福田ビジョンでは、「我が国の文化の源泉には、『自然との共生』という理念がございます」「『もったいない』の精神は、間違いなく新たな低炭素社会におけるキーワードとなるものです」と語られています。
 つまり大量生産-大量消費そのものを問い直さない限り、私たちは未来の世代に持続可能な地球を手渡すことはできないのです。
 洞爺湖サミットの議長国として、政府はぜひ「もったいない」や「足るを知る」日本の文化を世界に発信していただきたい。同時に、それに見合う実効性ある温暖化対策をリードするよう強く求めます。

<自転車は環境にも人にも優しい乗り物です>

 今回私たちは、東京~洞爺湖を自転車でツーリングします。
 ガソリン価格が高騰するなか、かってない自転車ブームが起きつつあり、環境にも人にも優しい身近な乗り物として再注目されています。
 自転車に乗れば、エネルギーの大切さを改めて実感すると共に、四季折々の豊かな自然を再発見できます。
 しかし残念ながら、日本の都市や道路は自転車にとって優しい環境ではありません。もっと安全に快適に自転車に乗ることができれば、家計を助けると共にCO2削減にも大きく貢献できるはずです。
 私たちは自転車で洞爺湖を目指すことで、環境問題を国民一人一人の身近な問題として考えるきっかけになればと考えています。ツーリングの途中では、各原子力関連サイトに立ち寄り、安全性の徹底や情報公開を求めて申し入れをします。
 7月6日には、札幌市内で予定されているイベントに参加し、環境について考える多くの人々と合流する予定です。
 ぜひ私どものキャンペーンの主旨をご理解され、取材をお願いする次第です。

<ツアースケジュール>

6月19日(木) 午前9時 国会前集合 首相・各省庁へ申し入れ 
         9時半 出発
6月20日(金) 午前9時  日本原子力研究開発機構へ申し入れ  
         10時 東海第2原発に申し入れ
6月21日(土) 午前9時 福島第2原発で、第1原発と第2原発の広報担当者に申し入れ
6月22日(日) 休憩日 
         ※午後5時から仙台市内にて「わかめの会」有志の人たちと交流会
6月23日(月) 午後2時 女川原発へ申し入れ  石巻へ
6月24日(火) 石巻から岩手県大船渡へ
6月25日(水) 大船渡から岩手県山田町へ
6月26日(木) 山田町から重茂を経て宮古市へ ※宮古市で市民団体と交流会
6月27日(金) 宮古から青森県九戸郡へ
6月28日(土) 九戸郡から八戸へ
6月29日(日) 六ヶ所村・花とハーブの里へ 
6月30日(月) 午前9時 再処理工場へ申し入れ ※スパハウスろっかぽっかにて
         午後2時 東通原発へ申し入れ
7月1日(火)  大間から函館へフェリー 函館にて休憩日
7月2日(水)  函館から長万部へ
7月3日(木)  長万部から洞爺湖へ
7月4日(金)  札幌へ
7月5日(土)  札幌市内でウォークに参加
7月6日(日)  札幌市内のイベントに参加。市内でツーリングキャンペーン
<総走行距離  1300キロ以上>


     ツーリング洞爺湖2008 代表 横山茂彦
       ブログ http://tourtoya08.exblog.jp/ 
        mail g8cycle@gmail.com  

※このプロジェクトはパタゴニアの製品供給を受けています。

by tourtoyako2008 | 2008-06-13 07:17 | インフォメーション  

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